普通科高校から農業系大学に進学してはや4ヶ月以上がたった。
入学してすぐ専門的なものを学ぶのかと思えばそんなことはなく、聞けば2年生になってから主に学び始めるのだそうだ。
今のところ農場実習といって、牛の大きさを計測したり搾乳をしたりして酪農家に近い実習を行っている。
やってみて初めて分かることが多すぎて、何がなんだか今でも覚えきれていない。
肉牛はともかく、乳牛は肩高が160cmはある。
そいつらを移動させるのはとても面倒なことで、
足を踏まれたり、牛と牛の間に挟まれたり、
とにかくいつ人間が怪我をしてもおかしくはないのだ。
そんな中、酪農家たちは日々重い牛を移動させ、餌を与え、臭い牛舎の掃除をし、牛舎を清潔にしている。
普段何気なく飲んでいた牛乳が、
こんなに苦労して作られていたとは。
私たちはもっと食品に感謝し、
大切にしていく必要があるのかもしれない。
酪農学園大学農食環境学群循環農学類 東山 昂紀
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